焼付塗装とは
焼付塗装(金属塗装)とは、金属パーツや金属部品等に強度の塗装をする方法の一つで、高温の熱をかけることによって硬化する塗料を使用します。
特殊な塗装技術でABS焼付け塗装、FRP焼付け塗装もできますので、お客様の思い通りの仕上がりが期待できます。
焼付塗装のメリット
焼付塗装は数十分で完全に塗料が硬化するため、高い耐久性、そして短納期でお客様に納品できることが最大の特徴といえます。また仕上がりは光沢があり、非常に美しいものとなります。
塗料の種類により、紫外線に強い、艶の加減を調整するなどのさらなる機能を追加することも可能です。
素材の保護
非常に高い耐久性を持ち、素材を保護することができます。使用する塗料により、紫外線に強い・汚れをはじくなどの性質も持ちます。リペアもしやすく、リコートも可能です。
美観向上
非常に艶があり綺麗な外観に仕上げることができます。研磨性も高く、鏡面塗装に最適です。塗料の種類によっては、艶の加減を調整することもできます。
短納期
自然乾燥の場合は完全に塗料が乾くまで数日、強制乾燥であっても数時間を要しますが、焼付塗装は数時間で完全に塗料が硬化します。そのため、短納期での納品が可能です。
焼付塗装の種類
メラミン樹脂焼付塗装
特徴
もっとも一般的な焼付塗装です。一般的には合成樹脂焼付塗装と呼ばれています。
アミノ樹脂とアルキド樹脂で作られた塗料を静電塗装し130~140℃の比較的低温で短時間で焼付が可能です。
塗膜の性質は保色性が良く耐候性・耐薬品性・耐磨耗性も平均的なレベルの塗装です。
アクリル樹脂焼付塗装
特徴
アクリル焼付は通常140度~180度、20分程の加熱乾燥が必要で、乾燥温度が非常に高温のため取り扱いが比較的難しく、焼付け塗装専門業者の中でも、すべての業者が扱っているという塗料ではありません。
メラミン焼付塗装に比べ、耐候性・耐薬品性に優れるため、屋内用途にも幅広く使われています。
メラミン焼付塗装の1ランク上の塗装です。